地区後日本酒の会 in OKINAWA (水炊きの会)

地区後日本酒の会 in OKINAWA (水炊きの会)

先日、福岡県久留米市より料理研究家の渡辺貴子さんをお呼びして「筑後日本酒の会 in OKINAWA」を開催しました。お越しいただいたみなさま、ありがとございました。
こだわりの贅沢な食材ばかりを使った福岡郷土料理の数々と、それに合わせてセレクトした筑後の酒蔵の日本酒を楽しんでいただくこの会、参加者の方々とみんなで一口一口感嘆の声を上げつつの食事会となり、とても楽しかったです。

今回の食事のメイン、福岡の郷土鍋「水炊き」は、「小倉ふる里どり」という貴重な鶏を3羽仕入れ、その美味しさを丸ごと余すところなく使ってつくったもの。ガラを長時間煮込んで生まれた美しいスープは、そのままで充分なごちそうです。そのスープを使っての水炊きは、まずは鶏肉を、野菜を、そしてつみれを、と、その味わいの変化を楽しむ順番でいただきます。歯応えがあり、噛めば噛むほど深い旨味が出てくる「小倉ふる里どり」の鶏肉、部位によっても味わいが違い、また、軟骨も入れてつくったつみれも驚きの美味しさでした。
余すところなく、ということで言えば、前菜に出した「がめ煮」(福岡では「筑前煮」のことをこう呼びます)にも、この鶏肉を骨ごと入れてその旨味を味わってもらい、また、さばいた鶏の卵管と卵になる前の卵も甘辛く煮付けたものもいただきました。
同じく前菜に出した「胡麻サバ」で使ったサバもまるごと福岡から仕入れた新鮮なもの。お腹には卵も入っていたので、サバの卵もみなさんで少しずついただき、その「美味しさ」は、鶏からも魚からも、その命の恵みをいただく体験でもありました。

最後は久留米のいちご農家から直送してもらったいちごをデザートに。「あまおう」はそのまま、「さがほのか」は苺大福と、二種類の味を楽しんでもらいました。ジューシーで甘酸っぱい美味しさが口いっぱい広がって、一緒に出した完全無農薬の八女茶とよく合い、最後の最後まで、福岡・筑後の食材の豊かさを存分に味わえた食事会になったと思います。

今回すべての料理を担当してくれた渡辺貴子さん、そして「小倉ふる里どり」を特別に仕入れてくれた九州の食材のエキスパート・中野幸浩さん、また、採れたて苺を直送してくれた久留米北野町の「いちごきらりファーム」の田中清吾さん、そして、筑後の日本酒をセレクトしてくれた久留米花畑の「青木酒店」二代目店主・青木敬一さん、本当にありがとうございました。

今回は第一回目。今度は秋に、筑後の美味しい「秋の味覚」を持って、第二回目を開催したいと思っています。日本酒もその料理に合わせてまた違うセレクトで、と考えています。
ご期待ください。



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