畠山美由紀と小池龍平のライブ

畠山美由紀と小池龍平のライブ

「畠山美由紀と小池龍平のライブ」沖縄カフェライブ2デイズ、ご来場いただいたお客様、本当にありがとうございました。
2月26日のカフェユニゾン、そして27日のコント、それぞれ違う雰囲気で、2人がつくり出す音楽の世界を存分に味わうことができた、素晴らしい2日間となりました。

美由紀さんとはもう20年来の友人で、Port of Notes、Double Famous、そしてソロと、ずっと聴き続けてきていますが、小さなカフェという空間で、親密な空気の中で、息づかいさえも聴こえるような美由紀さんの歌を聴いて、あらためて、彼女はずっと、本当にずっと、「愛する」ということを歌ってきた人なんだなということを感じました。
彼女が後半歌った「(You are)MORE THAN PARADISE」、この歌は英語詞ですが、その和訳をポエトリーリーディングした中に、こんな言葉があります。
「この地上に愛以上に私を納得させるものがあるだろうか」
いま、この詞は、美由紀さんの歌の真髄のような言葉だと思います。
人間にとって、誰かを愛すること、愛する人がいるということ、愛する人と巡り会うということ、出会いも別れも、哀しみも喜びも穏やかさも激しさも、宿命も不思議さも含めて、愛ゆえに湧き出る様々な感情が、そのまま、畠山美由紀の歌の豊かさや切実さやパッションとなっているのです。そんな歌声に触れた時、私たちもまた、自分の中にあるそれぞれの感情を、フッと開放できます。歌が心を様々な形で繋げていくというか、まさにライブでしか味わえないような瞬間が幾度となくありました。
最後の「わが美しき故郷よ」では、涙を流すお客様もいらっしゃったほど。この歌は、東日本大震災後、美由紀さんが故郷・宮城県気仙沼への想いを書いた歌ですが、故郷への想いもまた、年を重ねるごとに、より愛おしく、胸に迫ってきます。大切な誰かや場所を、それぞれが心に思い描いた時間でした。

ライブが終わった後、「歌がどんどんかけがえのないものになっていく」、そう美由紀さんは言いました。
本当にそうなのだろうと思います。
そして、私たちにとっても、そうであると思えた2日間。

美由紀さん、龍平さん、あらためて、本当にありがとうございました。



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