この夏、鹿児島のかわなべ森の学校で開催された「GOOD NEIGHBORS JAMBOREE 2017」のFOODブースに出店させていただきました。
この「GOOD NEIGHBORS JAMBOREE 」は、今年8回目となる野外イベントで、実行委員代表のDouble Famous坂口修一郎さんから話を聞いて、ずっと行ってみたいと思っていたイベントだったので、出店という形で参加できてとても嬉しかったです。そして、本当に参加してよかったと思えるイベントでした。
まず、初めての出店ということもあり、その雰囲気を感じたく、前夜祭に参加しました。会場となったかわなべ森の学校は、廃校になった小学校で、山深い森の中にあります。車でずいぶん走って辿り着くと、大きな木の下に素敵なツリーハウスがあって、手作り感あるライブステージがつくられていて、木造の校舎もなんとも味わいがあって、その空間からは、とてもあたたかい、いいバイブレーションが感じられ、そこに身を置くだけで、心躍ります。
前夜祭は、坂口さん率いるGOOD NEIGHBORS RHYTHM BANDのライブでした。坂口さんが鹿児島の音楽家たちと組んだ、このイベントの前夜祭のための12人編成のバンド。東京では（もちろん沖縄でも）絶対に見ることができない、鹿児島の、しかもこのイベントだからこそのバンド演奏は、「鹿児島へ、GOOD NEIGHBORSへようこそ！」というオープンで優しいウェルカム感満載。料理家の岸本恵里子さんと冷水希三子さんによるディナーもとても美味しく、自然溢れる森の中で、自由で楽しく、喜びが満ち、大人たちが楽しく、子どもたちも楽しく、犬も走って、みなで踊る、こんな幸せな風景があるのか、という楽しい前夜祭でした。
実際、イベント当日も、自然の中で、人と音楽と飲食とモノづくり（ワークショップ）がひとつになるような感じで、素晴らしいミュージシャンたち（cero、原田郁子さんといった東京からの出演者だけでなく、地元の音楽家たちも出演）のライブはもちろんだけど、それだけが特化していないというか、全部が重なってこそGOOD NEIGHBORSなんだという雰囲気があるんです。
そして、１年目から毎年出演しているという、しょうぶ学園の「ottto&orabu」のステージが本当に素晴らしかった！ 生きることの本質をど真ん中から問われたような気がするほどに、圧倒的な「生」がほとばしるステージ。それがこのざわめくような深い森の中で表現されるということで、より心に伝わってくるものがあったし、坂口さんに訊くと、年々、パフォーマンスが変化しているとのことで、それを楽しみにしているお客さんとの一体感もとても素晴らしかった。
「ここにしかないもの」「ここでしか味わえない体験」がある、ということに尽きるのですが、そのことにやっぱり人は感動するし、その意味深さや価値を、坂口さんをはじめとして、実行委員会の方々がちゃんとわかって形にしようとしているのが、イベントのいたるところから伝わって来ました。本気で遊び、いい感じで力が抜けている、カッコいい大人たち。故郷を愛し、その場所を誇りに思う人たち。だからこそ、その素晴らしさを知ってほしいし、来た人たちみんなに喜んでほしいという、みなさんの想い、ホスピタリティが素晴らしかった。本当に参加できて嬉しかったです。
ありがとうございました。また、来年も行きたいなあ！
このイベント、沖縄からはCONTEが初めての出店だということで、沖縄の食材を使った料理をお出ししました。
まずはメインとなる「沖縄県産豚ローストと島野菜のせご飯」は、CONTEの定番メニューの肩ロースのローストに、5種類の島野菜のデリが乗ったオーバーライス。この夏の季節の鮮やかな島野菜と豚のローストの味の掛け合わせを楽しんでいただきたい丼もの。
そしてサイドメニューは、糸満の美らキャロットの冷たいポタージュ。人参の甘みを引き出した冷たいポタージュに、そら豆のピューレとセミドライトマトをアクセントにつけて、甘酸っぱく、夏らしい一皿に。
そしてドリンクも沖縄産をご用意。
オリオンビールはもちろん、神村酒造の泡盛「暖流」をソーダで割った「暖ボール」。この「暖流」は、オーク樽で3年以上貯蔵、熟成させた琥珀色の泡盛。ウイスキーのような味わいで、ソーダで割ると美味しいのです。シークワーサーの香りをまとわせてお出ししました。
また積み立てハーブ、生姜、無農薬レモンなど、本当にいい原料を集め、こだわり抜いてつくった私たちも大好きな「誠平」のコーディアルのソーダ割りも。また、少しですが、沖縄の生はちみつや、やんばるスパイスなどもお持ちしました。
沖縄の美味しさを鹿児島のみなさんに届けられたと思っています。
来ていただいたお客様、ありがとうございました！
