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6月10日は「夜コントVol.9」として、沖縄のシンガーソングライターのヤギフミトモさんを迎えてのライブを行いました。
今回は、ヤギさん(歌、ギター)、長谷川淑生さん(フルート、キーボード)、高尾英樹さん(ベース)、松井朝敬さん(スティールギター、ギター)というスペシャルバンドの編成での登場となり、サウンド、リズム、歌声の重なり合いが気持ち良く、南の島の雰囲気に溶け合うような、揺らめくような心地よい夜となりました。
楽曲も、アルバム収録のオリジナル曲を中心としながらも、井上陽水さんの名曲「海へ来なさい」のカバーや、民謡が自身の音楽のルーツだというヤギさんらしく、奄美大島の民謡「行きんにゃ加那」、新潟の民謡「砂山」も披露。歌が人の暮らしの中に根づき、人から人へと時代の中で変化しながらも受け継がれていくことの素晴らしさを、ヤギさんが大切にしていることが伝わる内容だったと思います。自身の楽曲「はいぬみかじ」もまた、この時代の新しい民謡になればとの想いで作ったそうで、その可能性もまた見えるようでした。
ヤギさん、メンバーのみなさん、ご来場いただいたお客様、ありがとうございました。
「音楽と食と酒」の掛け合わせが好きではじめた「夜コント」も、試行錯誤を続けながら、その時々のベストを探しながら、今回で9回目の開催となりました。
ライブというのはやはり一期一会で、その時にしか出会えないものがたくさん詰まっています。美味しく飲んで食べて、そんな一期一会の音楽のもとに人々が集うことで、それが日々の生きる喜びをより実感できたり、気持ちをふと解放してくれるようなものになったら最高だなあといつも思うのです。