首里在住のアーティスト・BEBICHINさんと、宜野湾に工房をかまえる陶芸家・杉山早苗さんによる、陶とブリキ絵の二人展『土と錆』を、来たる2月10日(土)~18日(日)、冬のコントにて開催いたします。
まずは「土」の説明を。「土」は、陶芸作家・杉山早苗さんによる作品です。土もまた、時間とともに積もっていくもの。古代から人は土を使い暮らしの道具をつくってきました。土から生まれ土に還る。そんな自然の循環の中から生み出されることを意識してつくられた杉山さんの器を手にとってみると、不思議なロマンを感じます。今回は、蓋物や花器、足つきのボウルなど、暮らしの中にすっと馴染む、それでいて、それ自体に物語を感じさせる陶器が並びます。もちろんその陶器は、使うたびに、また違う物語を帯びていくもの。そんな使う楽しみも想像できる作品です。
もう一方、「錆」は、BEBICHINさんによる作品です。そのキャンバスとなるのは、長い時間をかけて、外で、太陽、雨風にさらされて錆びていったブリキ。自然につくり出されたそれら錆の模様に、新しい物語を重ねるように、絵を描いた作品たちは、どこか遠い国に伝わる神話のひとシーンのようです。この絵の額も、どこかにあった古材だったり、廃校になった小学校の机の木だったりを集めて、BEBICHINさん手作りでつくったもの。今回は、そうやってひとつひとつの素材と向き合い、大切に制作された作品を多数展示します。
また今回、そんな杉山さんの陶片をBEBICHINさんが絵の一部に取り入れたコラボ作品も登場するとのこと。
杉山早苗さんとBEBICHINさんの陶とブリキ絵の二人展『土と錆』、物語を意味する「CONTE」で、どうぞお楽しみください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
杉山早苗 BEBICHIN
陶とブリキ絵の二人展『土と錆』
2018年2月10日(土)~18日(日)
Open 11:00~Close 17:00
*12日(月)は定休日となります。
*期間中は通常のランチ営業も行っております(ラストオーダー16:00)