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「夜コントVOL.16」堀内加奈子、潮田和也 ライブ

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昨夜は、沖縄民謡唄者の堀内加奈子さんとギタリストの潮田和也さんを迎えての「夜コント」でした。
加奈子さんは出産・育児休暇を経て、この春からいろいろな場所で唄をうたっており、今回の潮田さんとのライブはひさしぶりにゆっくりと唄を聴かせる時間となったようです。
ライブは「月ぬかいしゃ」からスタートし、潮田さんがボサノバ風にアレンジした「涙そうそう」など、2人ならではのパフォーマンスも楽しく、また、「あやぐ節」という船乗りと遊女との唄から、続けて「海ぬちんぼらー」(読み込むと、男と女のオトナな唄だそう)と、唄に描かれている歌詞の内容などを説明しながら聴かせてくれ、背景や意味を知った後に聴いた唄は、昔の沖縄の人々の暮らしに少し触れることができるような気がしました。後半に歌った「てぃんさぐの花」もみんながよく知る唄ではありますが、歌詞を読み込めば、そこに込められた心を知るのです。加奈子さんは北海道出身。沖縄に移住したのも沖縄民謡に惹かれたからで、20年あまり唄を追求できているのも、知れば知るほどに沖縄民謡の深さ、その背景、心に惹かれ続けているからだと言います。そんな加奈子さんだからこそ、また、より唄の中に流れる心を伝えようとする想いが唄に乗って、心響く唄を聴かせてくれるのだと思います。
お客様からのリクエストで唄った「童神」も、お子さんを生んでからのこの唄は、やはりまた違う感情を持って響いてきて、経験や人生そのものが唄になることの意味を知ります。もっともっと彼女の唄を聴きたいと思いました。
そして、潮田さんのギターが重なることで、また唄が生きる。アンコールには、潮田さんが作曲し、加奈子さんが作詞をしたオリジナル曲「Memories Melodies ~あの島あの春~」を披露。素晴らしかったです。
「夜コント」は食事つきのイベントなのですが、今回は、潮田さんと古くからの友人である「やんばる畑人プロジェクト」の芳野さんの野菜をふんだんに使い、やんばる野菜の美味しさを味わっていただく料理をご提供しました。
加奈子さんとはまた何かご一緒できることを企画しつつ(今回の加奈子さんの唄を聴いて、民謡を辿りながら琉球の心を旅するようなライブができたらいいなあと思っています)、また、芳野さんとも「やんばるは美味しい」イベントを組もうと話しています。様々なインスピレーションを与えてくれる夜でした。
お越しいただいたみなさまにも感謝いたします。本当にありがとうございました。