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コントde落語Vol.2「錦笑亭満堂落語会」(2024.7.24)

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7月24日は、コントde落語Vol.2「錦笑亭満堂落語会」を開催しました。

満堂さんは、ちょうど5年前、まだ二ツ目の三遊亭とむさんという名前の時に、CONTEで初めて落語会を開いていただき、今回は2度目。そして、昨年真打ちに昇進し、三遊亭とむ改メ、錦笑亭満堂という名で来ていただきました。

満堂さんの師匠は、「笑点」でもお馴染みの三遊亭好楽さんです。「三遊亭」一門から、真打ち昇進にあたって「初代錦笑亭」となった満堂さん。「錦笑亭」という名を大きくするのは満堂さん次第。枕ではその名前についても面白おかしく話ながらも、その新しい名を背負う意味深さを、満堂さん自身、重々感じながら、落語家としての道を進んでいくのだという覚悟のようなものを感じました。

この日、当日入りだった満堂さん、台風の影響で羽田空港から条件付きの出発だったそうで、実は到着までヒヤヒヤ。そんな飛行機の話から、これまでの沖縄に来た時の様々なエピソード、そして自身の「錦笑亭」という名前、そんな枕から、飛行機の中を舞台とした新作落語「ANAがあったら入りたい」。今回、初めて落語を観るというお客様も多かったのですが、新作落語でふっと入口を広げ、落語の世界へと観客を連れていく満堂さんの話芸はさすが! みなさん、笑いっぱなしでした。

そして、沖縄出身のSPEEDがデビューした時は衝撃だったと、そんな自身の思い出話から、古典落語「紺屋高尾」へ。紺屋の職人久蔵の一途な恋と、高尾太夫との物語。グッと引き込まれました。素晴らしかったです。

枕から、新作、そして古典と、この日にしか観ることができない公演だったと思います。満堂さんのこれからがますます楽しみになる夜でした。

またぜひ来ていただきたいと思っています。一人の落語家をずっと見続けることも、落語ファンの楽しみですから。

コントde落語、この先も続けていきます。ぜひまたその機会にお越しください。

ありがとうございました!

*満堂さんの著書『ウチの師匠がつまらない』、笑って笑ってジーンとする、師弟愛に溢れる一冊です。