POSTED
宮城陶器の工房は、沖縄の南部にあります。時々、伺うその工房は、すっと背を正すような清らかな静けさもありながら、庭の緑からの光が美しく、風も通り抜け、ざわざわと木々を揺らし、とても気持ちの良い場所です。
その気持ち良さは、自然の静と動がいい感じで流れてるからなのだろうと思います。そして、それがそのまま、器の佇まいにも現れているんだと感じるんです。
自然がつくり出す美しさがあって、そこにつくり手の創造力が重なる、そんな喜びの器。
手にとってみると、そこから使いたい食材や食事の風景が浮かんでくるようで、こんなにイマジネーションを与えてくれる器があるんだな、と、思います。
CONTEでずっと使っている飯椀は、器の佇まい、その美しさに一目惚れして、作ってもらったもの。手にもしっくり馴染みます。実際に見て触って使ってもらって、お皿と食の掛け合わせの豊かさを味わってもらえたら嬉しいのです。